★私のスタートライン|複合型リトリート オーナー 水野奈美さん
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★私のスタートライン|複合型リトリート オーナー 水野奈美さん
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東濃地域で「私らしく」活躍する方に焦点を当て、毎日を全力で楽しむ「秘訣」をご紹介するインタビュー記事「私のスタートライン」
今回お話を伺ったのは、恵那市明智町で、里山×モロッコ×韓国を融合させた複合型リトリート「Nana Village」さんを主宰されている水野奈美さん。
Nana Villageさんは”明日、海外に行きませんか…”というキャッチコピーのとおり、パスポートのいらない異国体験ができ、心のペースを取り戻すような静かな時間が流れる場所…。
さらに年3回開催されている「大人のスーク市」は”里山で巡る小さな異国旅”として、多くの方に愛されています。
奈美さんがこの地にNana Villageさんを作られた理由や、文化を越えて人が心地よくつながる”場づくり”への想い、これからのビジョン…など、お話いただきました。
目次
五感で楽しめる。パスポートのいらない異国体験【Nana Village(ナナビレッジ)】
そこに「帰る場所」があったから…
――恵那市明智町で始められたきっかけはなんですか?
明智町には祖母の家があり、子どもの頃から家族でよく訪れていました。でも当時は”特別に思い入れのある場所”というほどではなかったんです。

祖母の家が空き家になって4年ほど経った頃、迷わず移住を決めました。
どこかで宿をやりたい!という想いはずっとありましたが、まさか”ここ”でやるとは思っていませんでした。
でも、祖母の家の梁、土壁、光の入り方…。この家にしかない美しさがあって。

多くのご家族や旅人をあたたかくお迎えする宿として生まれ変わった古民家貸切宿 なな光は、まさにNana Villageの原点でもあります。
「7」に込められた想い
――奈美さんの施設には「7」という数字が使われていますが、特別な数字なのですか?
「7」は、日本でもモロッコでも”幸運・循環・調和”を象徴する数字。
Nana Villageを人と人、人と場所がやさしくつながる”循環の村”にしたいという想い、モロ韓家七七の「七七(ナナ)」には“人と想いが重なり合う場所”という願いを込めました。
文化の違いではなく、”あたたかさが通い合う”ことを大切にした世界観を表現したいと思っています。

――モロ韓家七七さんではモロッコ料理と韓国料理がいただけますが、モロッコだけでなく韓国を選ばれたのはなぜですか?
心と体を整える文化だからです。
モロッコの スパイス・手仕事の美しさと、韓国の薬膳・発酵文化。
全く違う国ですが、”人の心と体を整える文化”という共通点があります。

モロ韓家七七では、”体がほっとするごはん”をテーマに、異国の空間でいただくやさしい韓国料理と、旅の途中で心が緩むような食体験を味わっていただきたいと考えています。

――RIAD NANAさんのコンセプトにモロッコを選ばれたのはなぜですか?
日本であまり知られていない国を伝えたかったんです。

じつはこれまで、30ヶ国以上旅をして、イギリスに住んでいた時期もあります。
「行った国で日本人宿をやればいいのに」とよく言われるんですが、私は日本で、日本の人が知らない国を体験してほしかった。その答えがモロッコでした。

中途半端では意味がない
――モロッコ“産”にこだわられたのはなぜですか?
モロッコには”リヤド”という伝統的な宿のスタイルがあります。
ただのモロッコ”風”ではなく、本物を届けたかった。
だから設計図を持ってモロッコへ渡り、家具や建具、タイルにランプまですべて現地でオーダー。

部屋ごとにモロッコの街をイメージし、”色彩の旅”が楽しめる宿に仕上げました。





1泊で全ての部屋をご覧いただけるのも、1日1組の一棟貸切宿だからできること。各部屋を巡ることで、リヤドのなかでもちょっとした旅を楽しんでいただけます。
インテリアだけでなく食事も現地で教わったものをご提供しているのは、食事でも本物を味わっていただきたいから。

お客様のなかには、さまざまな理由で召し上がれない食材がある方もいらっしゃるので、どなたにも安心して楽しく召し上がっていただけるよう、使用する食材などにも気を配っています。
泊まりに来てくださったモロッコの方から「まるで本物のリヤドだ」と言っていただいたこともあるくらいです。
RIAD NANAをオープンさせたことで、モロッコの方やモロッコに関わる方とのつながりも広がりました。
私がモロッコへ行く際に同行してもらえるツアーも計画しているんですが、以前宿泊してくださったことがご縁で親しくなったモロッコの方が、現地で運転などサポートをしてくださることになっています。その方が日本にいらっしゃったときには私のYouTubeチャンネルにもご出演いただいたり…と、本当にお世話になっています。
「大人のスーク市」は、出会いの循環
――年に3回開かれている「大人のスーク市」を始められたきっかけと、大切にされていることはなんですか?
「スーク」とは“市場”のこと。旅先のスークって、その人の生き方や個性がにじむ場所なんです。日本の里山でもあの”温度”を作りたくて始めました。

出店者の方を選ぶ基準は“その人らしさ”があるかどうか。売る場所ではなく、”つながりが生まれる場所”でありたいんです。
「ここに来ると心が整う」と言ってくださる方や、リピーターになってくださる方もたくさんいらっしゃいます。そういったお声を聞くと、本当にうれしくて。
毎回いろんな気付きがあるから、回を重ねるごとに進化していますし、これからも進化していきたいと思っています。
まだまだ旅の途中
――これからどんなことをやっていきたいですか?
モロ韓家七七で韓国料理をお出ししているのに、韓国の宿がNana Villageにはまだなくて。オンドルの宿を作りたいんです。
それから、いつかモロッコにも宿を持ちたい。

1年のうち3ヶ月はモロッコ、残りは日本で過ごしながら、旅と暮らしの両方を楽しめるような生き方がしたいです。
取材後記
以前スーク市が開催された際にNana Villageさんを訪れ、こんな素敵な空間をつくられたのはどんな方なのだろう…と、ずっとお会いしてみたかった奈美さんは、想像していた以上にとても魅力的な方でした。
特に「大人のスーク市」についてお話しくださったとき、自然とあふれてきた笑顔は、本当にあたたかくて素敵で…。奈美さんが作ろうとされているのは”ただの空間”ではなく”人の心が整う場”なのだと強く感じました。
また、モロッコのことやこの先のビジョンについてのお話は、伺っているだけで、気づいたら旅をしているようなワクワクした気持ちになっていました。
ふるさとのような なつかしさとあたたかさを感じさせる里山に、異国の文化あふれる美しい世界、奈美さんという「整える人」の存在…。
Nana Villageさんは、まるで渡り鳥がそっと羽を休めたくなるような、オアシスのような場所。
自然と心も体も緩みそうです。
モロッコを知っている方も、そうでない方も楽しんでいただける場所だと感じました。
施設内にはペットサロンもあり、愛犬家の方にもよろこばれているようです。
(一部取材時に撮影したものもありますが)Nana VillageさんのHPから許可をいただいてこの記事で使用している画像をオンライン上で拝見するのも素敵なのですが、それでは視覚でしか楽しめません。
やはり実際に訪れ、光、風、香り、温度…五感で感じていただきたいな。
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※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
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店名:
モロッコ×韓国カフェレストラン モロ韓家七七
住所:
岐阜県恵那市明智町大田1397-2
電話番号:
080-9725-9591
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