多治見|虎渓山永保寺『もみじライトアップ』11月15日(土)~23日(日)に開催!

多治見|虎渓山永保寺『もみじライトアップ』11月15日(土)~23日(日)に開催!

今年の秋、多治見が誇る歴史的名所が、特別な光に包まれます。

『虎渓山永保寺』。

国宝や国指定の名勝を擁する、この地随一の禅寺で、今だけの宵散歩。

光に心ほどく趣の夜を、過ごしてみませんか?

宵の名刹に光あふれる、特別な9日間。

禅寺の名庭園で幻想的な夜もみじ

   

中央道・多治見インターから車で約8分、JR多治見駅からなら車で約9分、歩いて約30分。

1313年に夢窓国師が開いた禅寺『虎渓山永保寺』は、古くより「多治見の宝」として親しまれ信仰されてきました。

そこには、大きな2つの理由があります。

まずは、景観の美しさ。

国指定の名勝ともなっているこの寺の庭園『虎渓山永保寺庭園』。

静かな池にかかる屋根付のたいこ橋、滝落ちる岩肌に石像など…。

自然と造形物との調和が素晴らしく、市街地からも程近い位置にありながら心落ち着く、景勝の地となっています。

そして、もうひとつの大きな理由は、

2件の国宝をはじめとした、貴重な文化財の数々。

鎌倉時代末期に建てられた『開山堂』と『観音堂』。それぞれが、日本の代表的な仏殿建築として、国宝に指定されています。

さらに、国の重要文化財「絹本着色千手観音像」など、貴重な墨跡(禅寺の僧による筆跡)も多数所蔵。

歴史、景観、建築物に文化財…まさに、宝箱のような名刹なのです。

さて、そんな『虎渓山永保寺』で、この秋なんと、特別な「もみじライトアップ」が行われるとのこと! 

早速、ご紹介していきましょう。

モミジと大イチョウの名所

四季折々の風情が楽しめる『虎渓山永保寺』の庭園ですが、なんといっても人気の季節は、紅葉の美しい“秋”でしょう。

燃えるようなモミジの紅色と、樹齢700年の大イチョウに輝く黄金色。

その見事な紅葉のコラボレーションをお目当てに例年、多くの観光客や写真愛好家が訪れ、「飛騨・美濃紅葉33選」にも選ばれています。

そんな、古くから大勢の人でにぎわってきた紅葉の名所ですが、実は、もみじがライトアップされるのは今回が初めて!

歴史的名所で、まだ誰も体験したことがない風景が繰り広げられる夜…このワクワクは、見逃せませんね。

※写真はイメージです

 

“お寺と自然と光のシンフォニー”

会期中には、ファンタスティックな光の演出が数々が用意されるそうですよ。詳しく見ていきましょう♪

■まずは、11月16日(土)19時から10分間行われる「スカイランタン」セレモニー。

※写真はイメージです

もみじのライトアップを背に、150基以上のスカイランタンが夜空に放たれます。

光がふわりと舞い上がる様子は、まるで絵本のワンシーンのよう…きっと圧巻でしょうね。

■会場へと続く参道にも、情緒いっぱい光の演出が。

※写真はイメージです

風情たっぷりの行燈(あんどん)、そして陶産地らしい、やきものの灯篭(とうろう)が、行く人の足元を優しく導きます。

■さらには、2日間限定で光のアートワーク『竹あかり』も登場。

※写真はイメージです

11月22日(土)・23日(日)には、本物の竹を使った『竹あかり』のフォトスポットエリアが、本堂の周辺にお目見え。間伐竹を利用した荘厳な光の芸術作品をバックに、キラメキいっぱいの1枚が撮れること間違いなしです。

他では体験することのできない、“お寺と自然と光のシンフォニー”が楽しめそうですね。

 

地域の想いが放つ「光のプロジェクト」

今回のイベントは、地元の青年団体・(一社)多治見青年会議所の創立70周年記念事業として企画されたもの。そこには、「多治見の宝である永保寺を通じて、地元の魅力を発信し、地域の力へつなぎたい」という、メンバーの想いが込められています。

参道の足元を照らす灯篭は、多治見で手作りされた美濃焼。

そして、竹あかりは隣接する可児市で竹林整備事業を行っているNPO団体・木曽川トリベールの協力のもと実現しました。

数々の優しい光の奥に宿るのは、「この街を好きでいてほしい」というあたたかな想い。

そんなひたむきな地元愛を感じられるのも、このイベントの魅力のひとつとなりそうです。

 

秋の多治見を存分に味わおう!

やきものの街として、魅力的なカフェやショップで器めぐりを楽しめる、みどころいっぱいの多治見。

例えば、日中は街なかをアクティブに観光したら、夜のとばりが降りるころに虎渓山へと足を向け、夜には紅葉を愛でながら静かに旅を締めくくる。…なんていうプランも、この秋にはおすすめです。

もちろん、日暮れ過ぎだけではなく、朝や昼の明るい時間帯にも『虎渓山永保寺』を訪れて、その時々に感じられる良さを堪能し比べてみるのもオツかもしれません。

そして実は、多治見の街を一望できる『虎渓公園』や、日本三大修道院『多治見修道院』も、イベント会場からは徒歩圏。気候の良い晩秋だからこそ、ヘルシーな小旅行を楽しむのも素敵ですね。

今回は、多治見の名刹『虎渓山永保寺』で開催される「もみじライトアップ」についてご紹介しました。都会のイルミネーションとは一線を画す、やさしい時間が流れる光の時間。歴史ある庭園で、忘れられない秋の夜を楽しんでくださいね。

INFORMATION

店名:

一社)多治見青年会議所 「虎渓山永保寺もみじライトアップ」実行委員会

住所:

虎渓山永保寺(多治見市虎渓山町1-40)

電話番号:

0572‐23‐5229(多治見青年会議所)

営業時間:

令和7年11月15日(土)~23日(日・祝) 
18:00~20:30

定休日:

期間中は無休

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

 

 

 

 

WRITTEN BY
あかつき

あかつき

ライター

多治見生まれ。引っ越しの多い幼少を過ごし、日本各地を旅するように育ってきました。15年間東京で働いたのち、現在は再び多治見に戻って絶賛子育て中の【Uターン母ちゃん】です。着物が大好き!