多治見市|この出会いは奇跡か偶然か!?ココロもカラダもあったまる こだわり蕎麦店のとうじ蕎麦
先日、可児市から多治見市へ向かって車を走らせていたとき、偶然見つけたのぼり旗にクギヅケ。初めて知った“とうじ蕎麦”というコトバが忘れられず、どんな蕎麦なのかずっと気になっていました。
なにせ通りすがりに見つけたため、最初は店名もわからず…。
なんとなくこの辺り…という曖昧な記憶から、地図アプリなどを使い、まずは店名を知ることができました。
店舗のSNSなどを拝見していたら、どんどん蕎麦が食べたくなってきて…。
これはもう実際にいただいてみるしかない!と、ワクワクしながら伺ってきました。
目次
なんだかほっとする…。また行きたくなるあったかい店【十割蕎麦 石山(ジュウワリソバ イシヤマ)】
電車でも車でも。アクセスしやすい高根ニュープラザ
JR太多線根本駅から西へ 徒歩で6分、車では2分程度。岐阜県道83号線沿い、いくつかの店舗が並んだ高根ニュープラザさんの一角にあるのが「十割蕎麦 石山(ジュウワリソバ イシヤマ)」さんです。

木の看板、玄関にかけられた白いのれん…。この”和”な雰囲気、なんだかほっとします。

また来たくなるような和やかな雰囲気
店内に入ると、左手にテーブル席、右手にカウンター席があり、人数などに合わせて案内してくださいます。カウンターの席数はそんなに多くありませんが、お一人で利用される方も多い印象でした。

レジ横ではちょっとした野菜も販売されている様子。
常連の方も多いのか、店の方との会話を楽しんでいらっしゃる姿もあり、全体的にとても和やかな雰囲気です。
どれも気になる!おすすめメニューと“ここだけの話”
カウンター席の正面には、メニューやおすすめなどが貼られていて、見ているだけでも楽しくなります。


そのなかには、使われている蕎麦粉の産地や銘柄などもありました。

ちなみに伺った日の蕎麦はこちら。

メニューといっしょに置かれている“ここだけの話”には、蕎麦に関する豆知識などが書かれていて、大人はもちろん、お子様も楽しめて食育にもなりそうです。

やっと会えた“とうじ蕎麦”
貼られたメニューやおすすめを拝見し、どれも美味しそうで迷いましたが、ずっと気になっていたこちらをいただくことにしました。
●とうじ蕎麦 1,500円(税込)

“とうじ蕎麦”は、きのこ、ねぎ、油揚げなど具入りのつけ汁でいただく蕎麦。
まずは蕎麦をそのままでいただいてみました。

ほどよい弾力があり、噛むと口いっぱいに広がる蕎麦の風味。のど越しは つるっとしています。このまま1皿ペロリといただいてしまいそうです。
つけ汁といただくと、出汁の風味と蕎麦の風味が合わさって、蕎麦だけとは違った味わいがあります。そして薬味を加えるとまた変化する味…。1皿でいろいろな味を楽しむことができるのもうれしいですね。

いただいていくうちに、ぽかぽかとカラダの内側からじんわりあたたまってくるのを感じました。
伺うまで知らなかったのですが、こちらは10月~3月にしかいただけない季節限定メニュー。しかも1日10食限定とのこと。予約もせずに伺いましたが、いただくことができてよかったぁ…。

蕎麦湯は最後まで美味しくいただくための先人の知恵
蕎麦を食べ終えると、蕎麦湯を出してくださいます。

蕎麦湯といえば、蕎麦のゆで汁だとばかり思っていましたが“ここだけの話”によると、石山さんでは蕎麦粉を湯割りして作られているため、通常の蕎麦湯より濃いのだそうです。

まずはそのまま。ほどよいとろみがあるのにサラッとしていて、蕎麦風味の葛湯をいただいているような感じがしました。

ちなみに…諸説あるようですが、蕎麦湯をいただく習慣は江戸時代からあるとのこと。
当時、貴重な食材をたっぷり使い、手間暇をかけて作られた旨味の凝縮したつゆを、なんとか最後の一滴まで美味しくいただけないものか?と考えたお客さんが、店主につゆを薄める湯がほしいと頼んだことが始まりなのだとか。
つけ汁は美味しいですが、そのままだと少し味が濃い。かといって捨ててしまうのももったいない…。
それを蕎麦湯でお好みの濃さに割ることで、たしかに最後まで美味しく楽しむことができますね。
おうち時間を彩る蕎麦茶
レジ横では野菜だけでなく、蕎麦茶なども販売されています。

お出しいただいた蕎麦茶が美味しくて、購入して自宅でも淹れてみました。
●蕎麦茶100g 400円(税込)

1リットルに対し25g使用とのことなので、この1袋で4リットル分。
25gを計量するとこれくらいです。

15分ほど煮出すのですが、湯気から立ち上る香りが部屋中に広がって、なんだかほっと癒されます。
せっかくなので、こちらといっしょにいただくことに。
●蕎麦チッブ 300円(税込)

カラッと揚がった生地に食塩をぱらり…。
ラベルを拝見すると、使用されているのは蕎麦粉、ルチン粉、食塩のみと、材料も製法もとてもシンプルです。お子様のおやつにもいいかもしれませんね。

カリッとした食感と、蕎麦の風味を引き立てるほどよい塩味…。ポップのとおり やみつきになりそうです。

この出会いは偶然?必然?
偶然通りかかって見つけたのぼり旗。
それが忘れられなくて伺った石山さん。
ずっと気になっていた“とうじ蕎麦”は想像以上に美味しくて、店の方もあったかくて…。

伺ったことによって とうじ蕎麦以外にもたくさん素敵な出会いがありました。これはもしかして、偶然じゃなく必然だったのかも…と思えてしまうほど。
美味しい蕎麦が食べたくなったり、あったかい気持ちになりたくなったら、また伺いたいな。
INFORMATION
店名:
十割蕎麦 石山
住所:
岐阜県多治見市高根町4-8 高根ニュープラザ
電話番号:
0572-51-7501
営業時間:
昼 11:30~14:30(LO/14:00)蕎麦が売り切れ次第終了の場合あり
夜 17:30~20:30(LO/20:00)
定休日:
水曜日・第3木曜日
(定休日以外の木曜日は昼営業のみ)
一人当たりの予算:
~¥3,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。






