美濃焼の産地としても知られる岐阜県多治見市。市内には美濃焼に関わる施設や陶芸体験などができるスポットが数多く存在します。
粘土から作品を作ったり、絵付けをしたり…と、さまざまな体験ができ、旅の思い出に作品を作られる旅行者の方も多いようです。
自分で作った食器に、旅先で購入した名産品を盛り付け、思い出話に花を咲かせる食事…。想像しただけで、なんだか ほっとあたたかい気持ちになります。
ただ、ちょっぴり残念なのは、陶芸作品は完成までに日数がかかってしまうこと。旅の道中で作品を作って、旅先ですぐ使えたら、より思い出深いものになると思いませんか?
目次
暗闇を照らす やさしい光。思い出も刻む、世界にひとつだけの特別なグラス【月光工房(ゲッコウコウボウ)】
初めてでも安心。車でアクセスしやすい場所
多治見市宝町。中央自動車道 多治見IC出口から5分程度、国道19号線からは音羽町交差点から国道248号線を経由して3分程度…と、遠方からも車でアクセスしやすい場所にある片岡ケース製作所さん。

駐車場は建物を背にして正面右側。砂利が敷かれているスペースです。
今回、SNSから体験予約をさせていただいた際「カーナビを利用されると、建物裏手の道へ誘導されることもあるようなので、迷われたらご連絡ください」とのお心遣いも…。初めて伺う場所は状況把握ができていないので、そういったお言葉をかけてくださると、とても心強いですね。
歴史ある企業の新事業
パッケージ製造販売業として1923年に創業された とても歴史のある片岡ケース製作所さん。

2018年から運営されている「月光工房(ゲッコウコウボウ)」さんでは“月光グラス”という独自商品の企画製造販売をされています。
今回体験させていただくのは、その”月光グラス”に、砂などの細かい粒子を圧縮空気で吹き付け、研磨する彫刻技術“サンドブラスト加工”を施し、世界にひとつだけのグラスを完成させるというもの。
どんなグラスが出来上がるのか、体験前から楽しみです。
どれにしよう?選ぶのも楽しいグラスとデザイン
まずは 数あるグラスのなかから、お好きなグラスを選びます。
普段目にするようなコップ、持ち手や足のあるもの、細長いもの…など、どれも素敵で迷ってしまいますね。

グラスが決まったら、次はデザイン。ジャンルを問わず、たくさん用意されているカッティングシールから描きたい図案を選び、グラスに貼り付けていきます。


シールなので失敗しても貼り直せるのがうれしいですね。

グラスが湾曲していたり、デザインが細かい…など、難しい部分はスタッフの方がていねいにサポートしてくださるので安心です。

このとき注意するのは、シールが貼られていない部分が削られるということ。鉛筆で描く線のようにシールを残すと、湯気で曇ったガラスに指で絵を描いたような仕上がりになり、反転させると透明なガラスに絵を描いたような仕上がりになります。

そのため、透明な部分を多く残したい場合には、シールを貼り付けた後、マスキングテープで削らない部分を保護する必要があります。

お子様も安心!なサンドブラスト加工体験
シールやマスキングテープの貼り付けができたら、いよいよサンドブラスト加工。
手袋を装着したら機械のなかへ手を入れ、利き手に噴射機、反対の手にグラスを持ちます。

そして、噴射機のレバーを握ると、ノズルの先端から砂などの研磨剤が噴射され、グラスが削られていきます。

噴射圧力の強弱を使い分けることで、絵柄の立体感を表現したり、背景にグラデーションを出すなどのアレンジもできるそうです。

スタッフの方が仕上がりを確認しながらアドバイスをしてくださるので、削り残しなどの心配もなさそうです。
手元が囲われた空間での作業であり、万が一、噴射される研磨剤が手に当たったとしても、ケガをするようなことはないそうなので、お子さまでも安心して体験できますね。
ちなみに、これまで体験された最年少の方は5歳だそうです。
サンドブラスト加工ができたら、グラスを水洗いし、シールや削りカスなどを取り除いていきます。水をふき取って、サンドペーパーでなめらかになるまで研磨したら完成です。

作業ペースにもよるかと思いますが、グラスを選ぶところから完成まで、およそ2時間でした。
感動をそのままに…
完成した作品はこちら。
●月光グラス 世界に一つだけのオリジナルサンドブラスト体験 3,300円(税込)

同伴者の作品と並べて撮影しているため2作品ありますが、1回の体験で作れる作品は1つです。スタッフの方のお力添えもあって、とても素敵に仕上がりました。
背景を削るかデザインを削るか…で、雰囲気もかなり違いますね。


グラスになにを注ぐかによっても、また違った顔が見られそうです。
そして…出来上がった作品をそのまま持ち帰ることができるのもうれしいですね。
旅行で来られたグループの方たちが体験された際「宿泊先で祝杯を挙げるのに、さっそくこのグラスが使えてうれしい」と仰っていたこともあるそうです。
旅先で作ったグラスを旅先で使う…素敵な旅の思い出になりますね。
特許技術がきらりと光る
自分でサンドブラスト加工を施せる体験自体もめずらしいそうなのですが、じつはこのグラス…暗闇で光るんです。

秘密はサンドブラスト加工を施した底面に月光工房さん独自の技術で蓄光材が埋め込まれているから。ちなみにこの技術で特許も取られているようです。

同じ形のグラスでも、蓄光材を埋め込むために施すサンドブラスト加工のデザインや、使用する蓄光材の色などによって、雰囲気ががらりと変わるのもおもしろいですね。

太陽光や照明などで10分程度蓄光すれば、暗い場所で底面が約1時間発光するとのこと。やさしい光が幻想的で、明るいときとはまた違った魅力を感じます。

グラスとして使うだけでなく、インテリアとして飾るのも素敵ですね。
今度はどんなの作ろうかな?
体験に来られる方は、全体的にみると女性が多く、ご家族や友人、パートナーの方と…など、状況はさまざま。
今回、実際に体験させていただき、2度3度…と体験に来られるリピーターの方が多いのも納得できるなと感じました。
自分用に、だれかを思ってプレゼント用に、大切な方といっしょにお揃いで…。想像しただけでワクワクしてきます。

世界にひとつだけのグラス、また作りに行きたいな。
INFORMATION
店名:
月光工房(株式会社 片岡ケース製作所)
住所:
岐阜県多治見市宝町5-16
電話番号:
0572-26-8220
営業時間:
SNSなどから要予約
一人当たりの予算:
¥3,300
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。






