“馬籠宿”と聞くと、木曽路、長野県といった印象が強いのですが、じつは20年以上前から岐阜県。2005年2月“平成の大合併”の際、越県合併によって岐阜県中津川市へ編入され、当時“(平成の大合併で)唯一の越県合併”として注目され、話題となっていました。
それから20年。2025年9月に中央自動車道 神坂スマートインターチェンジが開通したことで、観光などで訪れる方が これまで以上に増えたのだとか。
そんな馬籠宿を歩いていると、素敵な出会いがたくさんあります。
目次
気分は旅人。米から美味しいおにぎり【天と地のあいだ(テントチノアイダ)】
2026年5月オープンのおにぎり専門店
“馬籠宿”に限らず、宿場町には老舗といわれる歴史ある店が多く立ち並んでいます。

そんななか、さまざまな理由で空き店舗となっていたスペースなどを活用し、現代のニーズにあうような事業形態で開業。新たな挑戦をされる方も多くいらっしゃるようです。
今回ご紹介させていただく「天と地のあいだ(テントチノアイダ)」さんも2026年5月に開店されたばかりのおにぎり専門店。

米から美味しいおにぎりとして注目され、海外など遠方から来られた方も多く立ち寄られているようです。
ほっとひと息。ランチ休憩にもぴったり
馬籠宿には、中央自動車道神坂スマートインターチェンジ最寄りの下入口のほかに上入口があり、天と地のあいださんは、比較的上入口に近い場所にあります。

どちらの入口からもスタートできますが、個人的には下入口を起点に、町並みを楽しみながらゆっくり散策されるのがおすすめ。
“馬籠観光案内所”や“藤村記念館”を過ぎたあたりで右手前方に“おにぎり屋”と書かれた看板が見えてきます。



ちょうどランチ休憩で利用されるのも良いかもしれませんね。
“おにぎり屋”の看板にある矢印の方向へ目を向けると、白壁に木製カウンター、丈の短いのれんが印象的な、天と地のあいださんの店舗が目に飛び込んできます。

店舗前に置かれたベンチも景観と一体感があり、新しい店舗にもかかわらず、ずっと前からそこにあったかのよう。ほっとひと息つきたくなるような、おだやかであたたかい雰囲気を感じさせてくれます。
伺った日は、オーナーさんのみで営業されていて、道行く方々に さまざまな国の言葉でお声がけされているのが印象的でした。
米から味わうおにぎり
天と地のあいださんのメニューはこちら。

通りから見える位置に写真付きのメニューがあるのもうれしいですね。

どのおにぎりも、注文してから握ってくださるので、出来立てをいただくことができます。

ベンチに腰掛け、景色といっしょに味わう…とても贅沢な時間に感じます。ベンチでいただく際、トレイや皿ではなく、竹かごに入れてくださるのも、風情があって素敵ですね。

お持ち帰りの際は、気温や保存状態にもよりますが、2時間以内を目安にお早めにお召し上がりくださいとのことです。
どれも美味しそうで迷ってしまい、今回はオーナーさんおすすめの2種をいただきました。
まずはこちら。
●極上塩むすび 500円(税込)

ふわっと握られたおにぎりは、口に入れるとほろほろと ほどけ、やさしい塩味と米の甘みが、歩き疲れた心と体を癒してくれるようにしみていきました。
天と地のあいださんで使用されているのは、オーナーさんの出身地でもある東濃地域で収穫されたコシヒカリ。

そのおいしさを引き立てるのは、性格の異なる2つの塩。
海苔も具材もないシンプルなおにぎり だからこそ、素材本来の美味しさをより味わうことができるのかもしれませんね。
具材にも地元の味を
オーナーさんがおすすめしてくださったおにぎり2つ目はこちら。
●飛騨牛 1,000円(税込)

こちらは海苔といっしょにいただきます。想像していたよりも、しぐれ煮がたくさん使われていてびっくり。おにぎりの具材は比較的味付けが濃いものが多いイメージですが、ていねいに炊きあげられた飛騨牛のしぐれ煮は、やさしい味。それでいて、もの足りなさも感じないのは、素材本来の味わいが引き立てられているからなのかもしれませんね。
馬籠宿は現在岐阜県。岐阜県といえば”飛騨牛”を連想される方も多いようです。おにぎり1個の価格としては、かなり贅沢だと思われるかもしれませんが、寿司店で飛騨牛握りをいただいた場合でも、これくらいはするのかな…と。

そう考えたら、寿司よりボリュームもあり、1個でおなかいっぱい!という方もいらっしゃるようなので、馬籠宿にいらっしゃった旅の思い出にいただいてみるのも良いかもしれませんね。
ちなみに、単品のほかに、おにぎり3個を竹皮で包んだ“サムライ弁当”というものもあるようです。

こちらは現在予約などで対応されているそうなので、気になった方はぜひお問い合わせくださいね。
中津川といったら、やっぱり…
おにぎりで塩分やエネルギーは補給できますが、歩けば水分も補給したいですよね。
天と地のあいださんでは、おにぎりだけでなく、お茶も販売されています。

オーナーさんがおすすめしてくださったのはこちら。
●栗香茶 400円(税込)

中津川といえばやっぱり“栗”を連想される方が多いようですが、栗菓子や栗菓子に合うお茶、シェイクのような濃厚なドリンクはあっても、栗の風味を感じられるお茶はあまり見かけない気がします。
それにのどが渇いているときは、さっぱりしたものを飲みたくなりがちで、ちょっと“栗”という発想にはならないかな…と。
でもこちらの栗香茶は、栗の風味はしっかり感じられるのに、のどごしもさわやか。ゴクゴクと飲めて、渇いたのどを一気にうるおしてくれました。

美味しいおにぎりとお茶で癒されたら、散策再開。
宿場町を歩いて旅していた時代の旅人も、こんな気持ちだったのかな。

②へ続く…。
INFORMATION
店名:
天と地のあいだ
住所:
岐阜県中津川市馬籠4304-1
電話番号:
090-9121-6986
営業時間:
9:00~15:30(売切れ次第終了)
定休日:
不定休
一人当たりの予算:
~¥2,000
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